科学論文紹介

NHEJにおけるDNA末端プロセシングの制御

buraridaさんによるイラストACからのイラスト

論文タイトル: A Mechanism to Minimize Errors during Non-homologous End Joining (Molecular Cell)

DNAの修復機構である非相同末端連結(NHEJ)のメカニズムについての報告(pubmed)。
Zenopus Laevisの卵抽出液を材料とした実験で、DNA末端が近づく(short synapsisを形成)までは、polλやTdp1によるDNA末端のprocessingが抑制されていることを示した。
なお、この抑制はKu70/80やPKcsが担っている模様。

つまり、NHEJによるDNA修復は「①Long synapsisの形成 ⇒ ②short synapsisの形成 ⇒ ③End processing ⇒ ④修復」という順序を経る。
Zenopus Laevisの卵抽出液の実験は、Immunodepletionで標的蛋白質を除去できるのが非常に魅力的である。